着磁電源・脱磁電源

着磁電源・脱磁電源

一般的な着磁には、瞬間的に高電流を流す方法が採用されており、それを実現しているのが、着磁電源と呼ばれる特殊な電源です。

マグネットを着磁する為には、着磁ヨーク/着磁コイルに数kA~30kAもの電流を流す必要があります。この非常に高い電流を直流で流してしまうと、あっという間にコイルが熱をもって壊れてしまいます。そのため、コンデンサに充電し、そのエネルギーを瞬間的に放電することで、瞬間的に高電流を発生します。

着磁電源は、充電可能な最大電圧とコンデンサの容量によって様々なモデルが存在します。

また、着磁とは対照的に、マグネットから磁気を抜くことを「脱磁(消磁)」と言います。
着磁された状態では困難な作業、例えば切削や研磨加工などを行う場合、マグネットが磁化されている状態では、削り粉が固まる等して上手く加工することが出来ません。

このような時には、一度脱磁を行ってマグネットから磁気を抜き、加工を施してから、再度着磁を行います。マグネットから磁気を抜くためには、脱磁磁界を発生する為の「脱磁コイル」と、専用の電源「脱磁電源」が必要です。

弊社ではお客様のご要望に合わせて、最適な着磁電源・脱磁電源をご提案致します。