ネオジム磁石(NdFeB)・ネオジム焼結ラジアル異⽅性リング磁石

ネオジム磁石 (NdFeB)

ネオジム磁石 (NdFeB)

ネオジム磁石とは、レアメタルであるネオジムのほか、鉄やボロンを主成分とする磁石です。

永久磁石の中でも最高レベルの磁気特性を有します。中には50MGOe以上もの最大エネルギー積を持つものもあり、小さくても強力な磁力を持ち合わせ、強度もあるため小型化、軽量化された製品への応用が進んでいます。

ただし、主成分に鉄が配合されているため、耐食性が低く、錆びやすいという欠点があます。製品化にあたっては、ニッケルなどの表面処理を施さなければなりません。また、熱にも弱く通常の材質での使用温度は約80度前後でしたが、近年、高耐熱材の開発が進み200度前後の環境での使用も可能となりました。お気軽にご相談ください。

ネオジム焼結ラジアル異⽅性リング磁石

ネオジム焼結ラジアル異⽅性リング磁石

ネオジム焼結ラジアル異方性リング磁石とは、ネオジム磁石から派生した磁石です。

ネオジム磁石同様、鉄、ボロンを主成分とし、熱間押し出し加工によってリング型に成型されたものです。

弊社では、これまでは製造が難しかったネオジム焼結ラジアル異⽅性リング磁石の製造が可能です。ラジアル異⽅性の研究開発が進み、金型は必要ですが、安価での製造が可能になりました。モーターメーカ様・商社様など、多岐にわたりご利用いただいております。使用用途に合わせ成型できることから、組み立てる際の容易さ、接着のしやすさにも注目が集まり自動車のモーターにも用いられています。

これまでモーターなど多極で使用されていたネオジボンド磁石(プラスチックマグネット)に比べ、ネオジム焼結磁石は強度に優れ、高密度状態、ラジアル配向度も高められているため、高い磁気特性を持つだけでなく、より強固な磁石としての性能を実現いたしました。